| 分類 | タカ目 タカ科 | 全長(翼開長) | 雄50cm 雌58.5cm(105~130cm) |
|---|---|---|---|
| 属名 | Accipiter | 種小名 | gentilis |
| 亜種名 | fujiyamae | 英語名 | Northern Goshawk |
| 写真 | 雄 成鳥 | 撮影者 | Garizou |
| 撮影機材 | CANON EOS20D + EF500mm F4 IS | 撮影場所 | 滋賀県 2006/5 |
| 判断理由 | 背中には青灰色味があり、眉斑は均一で明瞭。 | 撮影者コメント | なかなか判断することは難しいですね。永遠の課題ハイタカ属。 |
| 特徴: 雄 | 翼は短めで先端は丸みがあり、尾はやや長め。頭から背、尾、翼の上面が青味のある灰黒色。目の後方は黒く、眉斑は白色で目立つ。頭の後ろに白斑がでるものも多い。胸、腹などの下面は白く、灰黒色の横斑が全体にある。虹彩はオレンジ色であることが多い。 | 特徴: 雌 | 体は雄よりも大きく、丸みがある。胸や腹の横斑は雄よりも濃い。眉斑も雄よりも顕著に太く見える。虹彩は黄色。 |
| 特徴: 幼鳥(若鳥) | 若鳥は背面が褐色で、下面には黒褐色の縦斑がある。尾は4本の黒っぽい帯がある。背中には淡色の羽縁があり、うろこ状に見える。虹彩は褐色のものから黄色のものまでいる。 | 鳴き声 | 成鳥はキィー、キィー、キッキッキッと鳴き、幼鳥はピィヤァ、ピィヤァと鳴く。 |
| 採餌 | 獲物は主にツグミくらいの小鳥で、ハト、カモ、シギを狙う。ネズミ、ウサギなども餌にする。アオサギ、キジ、カワラヒワ、スズメ、タヌキも記録にある。飛んでいる鳥類を狙うことが多い。雛への給餌物はドバト、キジバト、カケスなどの中型の鳥、およびホンドリスなどの小哺乳類が大部分を占める。以下でも触れるので、都市型と森林型について書くことにする。私が観察する限りでは、都市型と森林型に分けられると思われる。都市型は小さな連続した森林が無くても生活し、駅や公園、神社などにドバトなどを狙って訪れ、それらを捕食して食べているいわゆる、生態系の頂点にいない本種を指す。森林型は従来通り、森林性猛禽類として、林内や農耕地などを主に利用し、ヒヨドリなどの中型鳥類を捕食しているものを指す。前者のほうが近年増加傾向にあり、より楽をして餌を得ることに適応してきている。 | 繁殖: 時期・夫婦 | 営巣地はアカマツ林が広く分布する地域が多く、高木密度が比較的低くて、高木層と低木層との間に一定の空間をもつ、樹齢40年以上の林が好まれる。造巣は2月上旬から始まり、産卵期は4月~6月。年に1回、一夫一妻ある。 |
| 繁殖: 巣・卵 | 営巣木は、幹の上部が大きく叉状に枝分かれした太いアカマツが好まれるが、スギ、コナラなど架巣可能であればどんな木でも構わないようである。アカマツの枝などを積み重ねて厚みのある皿形の巣を作る。巣は古巣、あるいは他の種類のタカの古巣などを修理して再利用することが多い。造巣は雌雄で行う。卵数は2~4個で、平均3.3個。 | 繁殖: 抱卵・育雛 | 夜間の抱卵は雌が行い、昼間もほとんど雌が抱卵する。しかし、番によっては雄の割合が大きい場合もある。雛は約38日で孵化(ふか)し、雛は半晩成性である。孵化(ふか)後約40日で巣立つ。雛は約10日くらいの誤差があり、第2卵、第3卵が孵るため、雛をつつき殺す兄弟殺しが観察されている。成熟に2年かかるが、1年後に繁殖するものも稀にある。育雛初期は雄が獲物を脚でつかんで飛来して雌に与え、雌が肉を引きちぎって雛に与えるが、雛が成長すると雌雄とも採餌に出る。巣立ってからは、徐々に巣から行動圏を広げるが、親が飛来するのを鳴きながら待っている。親が餌を運んでくると、それを見つけ、止まっている場所から飛び立ち空中で餌を受け取る。受け取った後は、林内などで解体し食べる。自力で餌を取れるようになると、親の縄張りから立ち去る。 |
| 分布 | 全北区。北アフリカおよびユーラシア大陸と北アメリカ大陸の温帯・亜寒帯南部で繁殖する。冬季には寒地のものが南下して過ごす。日本では四国の一部および本州、北海道、九州の広い範囲で繁殖するが、繁殖記録は東日本で多いが、最近ではその範囲が東へと広がっている。留鳥として年中生息するが、秋から冬になると高地や山地のものの一部は低地や暖地に移動する。 | 生息地 | 現在は、いろんなタイプの森林に生息している。都市型は5本しか生えていないような植林でも生活する。森林型は連続分布した広大な森林が必要である。この為、両社が存在し、農耕地、牧草地や水辺、都市公園や住宅地など繁殖期間中でも様々な地域で観察される。 |
| 生態 | 広い行動圏をもつが、一定間隔で巣が分布することから、ほとんど鳴かない鳥だが、繁殖期にはキッキッキッと鋭く鳴き続ける。上記で、森林型、都市型を触れた。オオタカは希少野生動植物種に指定されているほか、レッドデータブックでも絶滅を危惧されている鳥類として記されている。しかし、近年では、都市型オオタカが増えていることもあって、日本全体の個体数は激増しているとも言われる。その要因としては、戦後に植林されたスギがオオタカの営巣に好ましい大きさに育ってきていること。卵数が多い。餌資源が中型鳥類であり、豊富であるなど、様々なことが考えられる。一昔前までは、オオタカは音に敏感で、警戒心が強いため、営巣に失敗する例が多いとされてきたが、実際、茨城県では、10本しか生えていないスギに営巣する例や、航空機滑走路下の轟音の下で繁殖が成功している例など、都市化が進んでいると思わざるをえない状況がある。同属のツミはオオタカよりも世代交代サイクルが早いため、都市型適応をしたのではないかといわれるように、オオタカの都市型化は今後の保護活動や、環境アセスメントの保護指針に大きな影響を与えることになると思われる。 | 類似種について | ** |
| 亜種について | 本州で繁殖するのはオオタカ、北海道で繁殖するのは別亜種のチョウセンオオタカと考えられる。 | がりメモ | いつの日か確実に同定してやる! |