| 分類 | スズメ目 モズ科 | 全長(翼開長) | 19-20cm |
|---|---|---|---|
| 属名 | Lanius | 種小名 | bucephalus |
| 亜種名 | bucephalus | 英語名 | Bull-headed Shrike |
| 写真 | 雄 成鳥 冬羽 | 撮影者 | Garizou |
| 撮影機材 | Nikon COOLPIX E950 + KOWA TSN-824 | 撮影場所 | 岐阜県東濃地方 2000/3/13 |
| 判断理由 | 眉斑は黒い。背中はやや灰色味が強いため、磨耗が激しいと推測されるが、下面は橙褐色が強いためこの判断。夏羽が近づいているとも考えられる。 | 撮影者コメント | このあと、雌の前でディスプレイしてました。 |
| 特徴: 雄 | <b>夏羽:</b>頭上は茶褐色で、黒い過眼線と細く白い眉斑がある。背中から腰は青灰色である。初列風切基部に白斑があり目立つ。尾は黒褐色で長い。足は黒灰色である。羽縁の磨耗と退色が起こるため、灰色味が強く見える。 <br><b>冬羽:</b>褐色味が強い。 | 特徴: 雌 | <b>夏羽:</b>羽縁の磨耗と退色が起こり、灰色味を帯びているように見える。 <br><b>冬羽:</b>翼に白斑がないこともある。あっても小さい。全体が茶褐色。胸から脇に波状横斑がある。 |
| 特徴: 幼鳥(若鳥) | 詳細は不明。 | 鳴き声 | ギチギチギチギチと鳴く。他の野鳥の鳴き真似するのがうまいところから、百舌(もず)と呼ばれる由来である。 |
| 採餌 | 昆虫やミミズはもとより、カエルやへビといった両生・爬虫類、鳥類、モグラやネズミなどの小哺乳類も食べる。冬季はハゼ、サンショウ、マサキなどの実を食べる。秋から冬にかけて捕えた獲物を、鉄条網や木の刺、小枝に串刺しにしておく早贄(はやにえ)の習性があることなどから、何を食べているのかが良く調べられている。捕食方法は4種類あると報告がある。①地上の昆虫に襲いかかる飛び下り型 ②土中のミミズや草むらの昆虫を捕らえるほじくり型 ③小鳥を捕らえる襲撃捕食型 ④トンボなどの空中を飛ぶ小昆虫を捕らえるフライングキャッチ型である。 | 繁殖: 時期・夫婦 | 2月下旬から7月で、年に1~2回行う。一夫一妻である。 |
| 繁殖: 巣・卵 | 造巣は雌雄で行う。雄は外装、雌は内装と産座を作ることが多い。低木や藪に、小枝、枯れ草、ビニールの紐などを使って椀形(わんがた)の巣を作る。卵数は3~6個で、1日1卵ずつ産卵する。 | 繁殖: 抱卵・育雛 | 雌が抱卵し、約14日で孵化する。雄は抱卵中の雌に給餌する。雌雄で育雛し、育雛期は約14日、家族期は15日以上。 |
| 分布 | 旧北区。分布域は狭い。日本以外にサハリン、沿海州南部から中国北部、朝鮮半島で繁殖する。日本では全国各地に周年生息する。北海道のモズは、冬季に残留するものもいるが、大部分は本州以南に移動する。中部日本の高原などで繁殖したモズも同様である。モズは水平的にも垂直的にも季節的移動を行っている。越冬モズは北国や標高の高い地域ほど雄が多く、平地や南方の温暖地ほど雌の占める割合が多い傾向にあるらしい。 | 生息地 | 開けた環境であれば、至るところで繁殖する。繁殖終了後は一時的に繁殖地から姿を消す。 |
| 生態 | 2月中旬頃に雄の縄張りに雌が訪れて、雌の一方的選択で一夫一妻が成立する。雄は縄張りを訪問した雌に対して、最初は追いかけ回しや攻撃を行うようだが、すぐに求愛ダンスを始める。雄が身体を伸ばし、黒い過眼線を雌の前で左右に振りながら求愛するダンスを行う(説き伏せ行動)。求愛ダンスの最中に、雄はぐぜり、ウグイスやヒバリ、ホオジロなど他の鳥の鳴きまねが挿入されることがある。求愛給餌は、番の形成から巣立ちに至るすべての時期に見られる。採餌や繁殖は縄張り内で行われる。一夫一妻の典型とされていたモズに、婚外交尾があることがDNA指紋法により明らかにされた。 | 類似種について | ** |
| 亜種について | 日本産鳥類目録第6版では日本で確認されている亜種は本亜種のみとして掲載している。 | がりメモ | この鳥が鉄条網(てつじょうもう)に”はやにえ”をしているのを見かけたことがあるが、いったいなんですぐ食べないのだろうか? |