| 分類 | チドリ目 カモメ科 | 全長(翼開長) | 22-28cm(47-55cm) |
|---|---|---|---|
| 属名 | Sterna | 種小名 | albifrons |
| 亜種名 | sinensis | 英語名 | Little Tern |
| 写真 | 成鳥 夏羽 | 撮影者 | Garizou |
| 撮影機材 | Nikon COOLPIX E950 + KOWA TSN-824 | 撮影場所 | 愛知県御津町 2000/6/18 |
| 判断理由 | ** | 撮影者コメント | 調査で撮影しました。少ないコロニーでしたが、元気に繁殖していました。 |
| 特徴: 雄 | <b>夏羽:</b>額は白く、頭頂から後頭と過眼線は黒色。体上面は青灰色。喉、体下面は白色。嘴は黄色で先端は黒い。足は橙黄色。 <br><b>冬羽:</b>冬羽は額の白色部が頭頂部まで広がり、嘴は黒くなる。足は黒か褐色である。 | 特徴: 雌 | 雌雄同色。 |
| 特徴: 幼鳥(若鳥) | 雛には水掻きがついている。(成鳥にもある)幼鳥には背や翼にV字斑や小斑があり、普通は嘴は黒く、足も褐色か黒色、足や嘴の基部が橙色のものもいる。止まっているときは、雨覆が灰色か、黒褐色の斑があるかで見分けられる。 | 鳴き声 | キリッ キリッ、キィ キィと鳴く。 |
| 採餌 | 水面から5~7mぐらいの上空を水面を見ながら探餌し、魚を見つけると嘴から水中に飛び込んで捕えて食べる。体長10cmぐらい以下の魚が主流。飛び込むが、浅くしか潜れない。 | 繁殖: 時期・夫婦 | 5~7月に、一夫一妻である。 |
| 繁殖: 巣・卵 | 巣は、捕食者が近づきにくい場所を選択する。小島や中州などが代表であるが、工事現場で封鎖された所、人工島でも大いに繁殖する。砂礫地に浅いくぼみを堀って作る。雄がたくさん窪みを堀り、雌を誘う。雌は気に入ったものを選択し、産卵する。卵数は1~4個で、3個が多い。コアジサシの巣にはシロチドリやコチドリの卵が混じっていることも多く、どの巣がコアジサシなのかわからない場合も多い。 | 繁殖: 抱卵・育雛 | 雌雄交替で抱卵するが、雌のほうがかなり多い。雛は約20日で孵化(ふか)する。孵化後は2~3日巣に残り、雌の抱雛を受ける。その間は雄が餌を運ぶ。その時期が過ぎると、雌雄の給餌を受けるようになり、約19日で飛べるようになる。飛べるようになってからも1~2月雌雄の給餌を受ける。早成性の半離巣性である。 |
| 分布 | 北極圏と南極大陸を除く全世界にまばらに繁殖する。繁殖地は連続しておらず虫食い状に各大陸に分散し、比較的ユーラシア大陸の西部と東部、北アメリカ大陸の東南部に集中しているようだ。冬季は各大陸の赤道近くに渡って過ごす。日本では夏鳥として本州以南の各地で繁殖している。 | 生息地 | 湖沼、河川、河口などの大きい水系のある河原、砂州、砂浜やその上空で見られる。非繁殖期には、海岸の干潟や洋上に現れる。 |
| 生態 | 年中を通して、群れ生活をする。繁殖期にもコロニーをつくり、集団繁殖をするものが多い。5~15番ぐらいの場合が多いが150番にもなることがある。コロニー内での巣間距離は短く、平均7m。巣の周りに狭い縄張りを設立し、強く防衛する。コロニーの近くに魚の豊かな採餌地があることが多い。侵入者が接近すると鳴きながら激しく追い回し、空中に上がる。コロニーは共同防衛をし、急降下の攻撃をしかける。番の形成は塒(ねぐら)の集まりで始まる。空中で行われるディスプレイは、雄は魚をくわえて鳴きながら飛び回り、雌を引きつけようとすると、これに対し数羽が舞い上がり、追いかけながら高空に上がっていくハイフライトとよばれるアジサシ類に共通のものを行う。項点に達すると雄は翼動を止め、滑翔しつつ下降する。地上ディスプレイは、雄は猫背ポーズで魚をくわえて雌に迫る行為をする。コロニーでは雌が番以外の雄から餌をとるための番以外の交尾行動が知られている。 | 類似種について | ** |
| 亜種について | 日本産鳥類目録第6版では日本で確認されている亜種は本亜種のみとして掲載している。 | がりメモ | とてもきれいな鳥である。一昔前までに比べると激減したようである。ホバリングは一見の価値ありである。 |