ヒシクイ

ヒシクイ
分類 カモ目 カモ科 全長(翼開長) 85-90cm(155-160cm)
属名 Anser 種小名 fabalis
亜種名 serrirostris 英語名 Bean Goose
写真 成鳥(右はオオヒシクイ) 撮影者 Garizou
撮影機材 CANON EOS20D + EF500mm F4 IS 撮影場所 宮城県蕪栗沼 2007/11/5
判断理由 オオヒシクイとの違いを見てください。 撮影者コメント ガンとカモかと思っちゃいました。
特徴: 雄 首から体は黒褐色で、体上面は淡色の羽縁がある。胸から腹にかけては白色で、脇は褐色と白のまだらである。下尾筒と上尾筒は白く、嘴は灰黒色で先端近くに橙色がある。足は橙色。本亜種は頭部から嘴先端までのラインに角度がある。嘴基部の高さを1とすると嘴の長さは1.8程度以上である。すなわち嘴が太短い。首は短い。亜種ヒシクイに比べると体長が10-15cmも小さい。 特徴: 雌 雌雄同色。
特徴: 幼鳥(若鳥) 肩羽に丸みがあり、雨覆いの縁は白い。嘴先端のオレンジ色が淡く、範囲も小さい。足の色もくすんでいる。 鳴き声 ギャハハーンとやや高めの声で鳴く。
採餌 ヒシの実を食べる。また、水辺に生えるマコモの根を好み、食べる。イネの茎、根、二番穂を食べる。シロツメクサ、スズメノテッポウ、スズメノカタビラなどのイネ科植物を食べることも知られる。本亜種は麦畑で若い芽を食べることがある。また越冬地においては乾いた場所を好んで採餌場に選ぶ。 繁殖: 時期・夫婦 5~7月に、一夫一妻でである。
繁殖: 巣・卵 巣は木の根元や藪の下などの地上に、草の葉、枯れ葉、コケなどで皿形に作る。ほとんどは雌が作る。産座には自分の羽毛を敷く。卵数は4~6個。 繁殖: 抱卵・育雛 雌が抱卵し、雛は約28日で孵化(ふか)する。雌雄の世話を受けて育ち、約40日で飛べるようになる。早成性の離巣性である。
分布 旧北区。ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖し、冬季は同大陸南部に点在して過ごす。本亜種は「ツンドラ型」と呼ばれ、首が短い。ロシアの中・東部の北よりで繁殖している。日本には冬鳥として渡来する。北海道や本州北部では旅鳥である。亜種オオヒシクイとは渡りのコースが違い、日本においては十勝地方より東側を通り、太平洋側を南下して分散する。日本海側に越冬地はない。日本の越冬地の代表は宮城県大崎市の化女沼である。渡来時期はガン類などのなかでは遅く、11月20日頃にようやく揃う。 生息地 繁殖地では、ツンドラ地帯の湿地帯に広くすむ。冬季は、低地の湖沼、湿地、水田などに現れる。
生態 番はよく分散するが、島などではルーズコロニーになることもある。新しくできた家族は、換羽地から越冬地へ、単位群として行動をともにする。数百~数千羽の集合をつくる。 類似種について **
亜種について ヒシクイ(伊豆沼周辺や日本海側地域、斐伊川河口など)、オオヒシクイ(南限は滋賀県西池)、ヒメヒシクイ(小笠原で記録あり)の3亜種が確認されている。現在ではヒメヒシクイは認知されておらず、亜種ロシアヒシクイの最も東の個体群ではないかと言われる。 がりメモ こうも違うものだと実感した瞬間でした。