アカハラツバメ

アカハラツバメ
分類 スズメ目 ツバメ科 全長(翼開長) 17.0-18.0cm
属名 Hirundo 種小名 rustica
亜種名 saturata 英語名 Barn Swallow
写真 撮影者
撮影機材 撮影場所 韓国 全羅北道 2005/5/1
判断理由 腹は赤く、黄褐色味もある。 撮影者コメント 白の中に赤がいる。結構嬉しいものだ。
特徴: 雄 頭上から尾まで光沢のある黒色で尾には白斑がある。額と喉(のど)は赤褐色。胸腹部は白く赤味が強い。喉には黒帯がある。尾羽は長く、翼の先端を越える。最も長い尾羽と最も短い尾羽の差が大きい。亜種ツバメと比較すると胸から下尾筒までが赤味が強い。亜種ツバメに有色型なるものがあるが、本亜種は黄褐色味を有するという。 特徴: 雌 最も長い尾羽と最も短い尾羽の差が雄よりは小さい。
特徴: 幼鳥(若鳥) 上面の光沢がなく、喉の褐色も薄い。尾羽が短い。 鳴き声 チュビクチュツリリリリリとなく。「虫食って土食ってしぶーい」と聞きなすが、面白くない。
採餌 空中を飛んで、ハチ、ハエ、アブ、トンボといった昆虫を捕食する。斜面の上方など、空中に虫が上昇気流で集まるところでは群がる。 繁殖: 時期・夫婦 4~7月に年に1~2回行う。一夫一妻である。基本的には同番で繁殖すると考えられている。雄が先に繁殖地に渡来し、雌は遅れて渡来する。雄は他の雌に先に出会うと、その個体と繁殖を開始する。遅れて、昨年と同じ雌が到着すると、繁殖を同時進行する。このことから、一夫多妻の線も大いにありうると考えられる。ただ、かなり負担の大きいことであるため、多く見られるかは疑問が残る。
繁殖: 巣・卵 家や建築物の軒下に営巣する。普通は一つの建物に1個の巣があるが、たくさんある場所もある。泥土やわらと自分の唾液を使って椀形(わんがた)の巣を作る。産座には枯れ草や羽毛を敷く。古巣をよく利用することが多い。造巣は雌雄で行うが、内装は雌が整える。卵数は3~7個で1日1卵ずつ産卵する。 繁殖: 抱卵・育雛 雌雄で抱卵、抱卵、育雛を行う。約13日で孵化(ふか)し、約20日で巣立つ。作業の分担率は雌が97%と圧倒的に雄より多い。給餌回数は雌雄半分くらい。稀に育雛中の番にヘルパーが雛への給餌に加わることがある。
分布 東洋区と全北区。北半球の温帯や亜寒帯で繁殖する。冬季は熱帯に渡って過ごす。本亜種は、ユーラシア大陸の東部で繁殖すると言われる。しかし、この亜種の明確な定義が無い場合がある。 生息地 山間の村落、町、市街に多い。営巣地付近のあらゆる環境を飛翔して採餌地とする。農薬使用の影響で農村地帯で数が減少したが、次第に回復している。
生態 繁殖期には巣を中心とした狭い縄張りを持つ。雛は独立すると、夕方から河川の流域や海岸や河口のヨシ原、耕地に集合して塒(ねぐら)を形成する。晩夏から秋には数万羽という大群になり、電線に並んで止まることがある。こうした集団塒(ねぐら)を形成する個体には若鳥が多い。沖縄では渡りの時期に多数が見られるが、繁殖はしない。 類似種について **
亜種について 本亜種と亜種ツバメが日本で見られるとされるが、ツバメの有色型との誤認も多い。しかし、亜種アカハラツバメの大陸における亜種分布が不明確なため、便宜上、赤いものをアカハラツバメと呼んでいることもある。 がりメモ 本気のアカハラとそうでないものの区別は私にはわからない。